-
ブルーのまぶたにダブルラインでエッジィさをプラス。
「メイクレシピ」のラストを飾るのは、SNS総フォロワー数90万人超えの人気インフルエンサー・南部 桃伽(@momoka_nanbu)。ネイリストだったママの影響を受けて、小学生の頃から髪を巻き、マスカラを塗って登校していたほど(!)ビューティに早熟だった彼女。メイクの腕前もプロ級で、現在はメイクアップアーティストとしても活躍中。自身がプロデュースするコスメブランド「NAMO COSMETICS」も話題に! 「メイクの影響を受けたのはカイリー・ジェンナー。17歳ぐらいの頃、海外の有名な人気メイクアップYouTuberのチャンネルを見てメイクを勉強していたのですが、たびたびカイリーのコスメが紹介されていて、『どんな人が作っているんだろう?』と思って調べてみたら、本人はもちろんメイクもすごく可愛くて、そこから一気にカイリー風のメイクに夢中になりました。最近はヘイリー・ビーバーのメイクもよく参考にしています。ヘイリーほどナチュラル&ヘルシーにはなれないけれど、内面の優しさが見えるメイクが素敵で憧れます」。セルフメイクにかける時間はなんと2時間! 今回も5時に起きて肌づくりから丁寧に仕上げ撮影に臨んだそう。今日のメイクのポイントは?「初夏らしい爽やかさを表現したくて、みずみずしい透明感のあるメイクを意識しました。ただナチュラルに転ばないように、盛るところはしっかり盛って自分らしく(笑)。その分、ベースはカバーしすぎず素肌っぽいツヤを出して抜け感をプラスしました。目もとのブルーとグロスの透明感、ホワイトのハイライターがアクセント。ギャル感がありつつも軽やかさもある、そんな感じが今っぽくて可愛いでしょ?」
-
〈上から〉ジョーブレーカー パレット/Jeffree Star Cosmetics クワッドアイシャドー/NARS ムードリキッド アイライナー/NAMO COSMETICS オールデイ ロング アンド カール マスカラ/MILK TOUCH
メイクのこだわりは目もと。アイシャドウの色は季節やその日のファッションに合わせてアレンジ。「冬ならスモーキーカラーやダークトーンを選ぶことが多くなりますが、今の季節は明るいカラーやみずみずしい質感が気分。まずはアイカラーがキレイに映えるようNARSのコンシーラーで目周りを明るくしたら、ジェフリースターのアイパレットのブルーとホワイトを混ぜてまぶたの二重幅の中央に。その上にキラキラを重ねて立体感と初夏っぽさを演出してみました。アイホールのくぼみにNARSのアイシャドウをダブルラインのようにくっきり入れることで、淡いトーンでもぼやけずエッジィに」。アイライナーは、パウダーで下書きしてからリキッドライナーで仕上げると、ライン感が出過ぎない。「いきなりリキッドを使うとラインが悪目立ちしてしまうので、パレットの濃いブラウンをアイライナーブラシにとって、まつ毛際ギリギリに下書きを。そのラインより少し下にリキッドライナーを引くことで、ラインがパキッとせず自然に馴染みます。上まつ毛はエクステなので、マスカラは下まつ毛のみ。眉はもともとしっかり生えているので、ペンシルで足りない部分を少し足して、クリアマスカラで毛流れを整える程度にしてナチュラルに」
-
光、影、血色を丁寧に溶け込ませてパーフェクトな小顔に。
アイメイクを完成させてからベースメイクするのもこだわりのひとつ。「先にベースメイクをするとアイシャドウの粉が落ちてきたりヨレたりして、結局直さないといけなくなるので、ベースメイクはアイメイクのあとに。目もとを盛る分、肌は軽めに仕上げます。NARSのティントベースはふんわり美肌フィルターをかけたような仕上がりになるのでお気に入り。少量を指で広げてからスポンジでポンポンとスタンプ塗りして、肌と一体になるように丁寧になじませます」
-
〈上から時計回り〉プリティ パワフル ポットルージュ A91/BOBBI BROWN フェイススティック アクト ナチュラル/KYLIE COSMETICS マッチ スティックス マット スキンスティック アンバー/FENTY BEAUTY BY RIHANNA ピンクグロウ リュクス アイシャドウ パレット/BOBBI BROWN ピュアラディアント ティンティッドモイスチャライザー 2333/NARS ソフトマットコンプリートコンシーラー 1276/NARS
ベースにコントゥアを効かせるのが最近のブーム。肌のツヤ感を生かしたいから、パウダーは使わずスティックやクリームタイプをチョイス。「フェンティビューティーのスティックは、眉横から頬骨の下、フェイスラインの裏からあご先に入れて自然な影を演出。ケンダルと姉妹コラボしたカイリー・コスメティクスのブロンザースティックは、発色が良いので鼻筋や小鼻、リップラインなどピンポイントで影を仕込みたい細かい部分に。チークはボビィ ブラウンのポットルージュを。頬だけでなく鼻にも軽くのせると、視線が中心に集まるから小顔効果がUP。さらにチークをのせた部分にボビィ ブラウンのハイライターを重ねてフィニッシュ。コントゥアもチークもブラシでのせたあとは必ずスポンジでトントンなじませて、肌にしっかり溶け込ませるのもこだわりです」
-
ハイトーンヘアに映えるヌーディカラーとオーバーリップでセクシーに。
髪色とリップの色の相性が良いと、見た目の洗練度がさらにUP。ハイトーンヘアにしてから濃いリップが似合わなくなったというモモカは、ヌーディカラーのリップが定番に。「フーダ ビューティーのリップライナーでリップラインをオーバーめに縁取ったら、ハイトーンヘアに映えるM•A•Cのヌーディなピンクリップで塗りつぶし。さらに輝きが強めのグロスを唇の中心にだけのせてぷっくりつややかに」
-
〈左から〉リップ コントゥール ペンシル スパイスガール/HUDA BEAUTY パウダー キス リキッド リップカラー デイト メイカー/M•A•C グロス ボム ユニバーサルリップ ルミナイザー #グラス スリッパー/FENTY BEAUTY BY RIHANNA
もともと絵を描くことが好きだったモモカにとって、メイクは自分の顔をキャンバスにアートを楽しんでいるような感覚。「2時間もかけて大変そうって言われることもあるけれど、私にとってはメイクをすることが癒しであり、楽しみであり、パワーをもらえるスペシャルな時間。気分が落ち込んでいるときこそ可愛いメイクをすることでエンパワメントされる、そんな特別な存在なんです。リップの色や輝きひとつで驚くほど気分や印象が変わるし、キレイに仕上がったら自信にもつながる。だからこそ、毎日同じメイクで終わってしまうのはもったいないなって思うんです。メイクアップアーティストとして、ビューティインフルエンサーとして、もっとメイクの力や楽しさを広めていけたら嬉しいですね」
-
MOMOKA’S RECIPE
・アイライナーはパウダーで下書きしてからリキッドを重ねてなじみよく。
・指やブラシで色をのせたあとは必ずスポンジでなじませ一体感UP。
・目もとを盛る分、肌や眉をレスしてほどよく抜け感をプラス。