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潔さで引き立つ、個性と素材の美しさ。
今回フィーチャーするのは、透明感のあるナチュラルメイクとベリーショートヘアがキュートなモデルLINA(リナ)さん(Instagram:@creatures0fc0mf0rt)。もって生まれたピュアな可愛いさを生かしたシンプルメイクの中に、パッと見ではわからないこだわりやコワザがいっぱい。「メイクを始めたのは高校2年生の頃。父の仕事の関係でタイで学生時代を過ごしたのですが、タイの高校はメイクしてもOKだったので、ありとあらゆるメイクを楽しんでいました。タイの女の子たちはアイメイクがとっても上手で、私も友人たちに倣ってキャッツアイをくっきり入れたアイコンシャスなメイクをしてましたね。学生時代にやり尽くしたからか、だんだんナチュラル志向になってきて、今ではシンプルメイクに落ち着きました。お手本はヘイリー・ビーバーとケンダル・ジェンナー。ヘルシーでナチュラルだけど、どこかゴージャス感のある肌感やムードに憧れます。今日はボーイッシュなスタイリングなので、いつもよりマスキュリンに見えるように、メリハリ強めにキリッとさせてみました」
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(上から時計周りに)チャコット フィニッシングパウダー モイスト、シャネル レ ベージュ、エトヴォス ミネラルチークE アプリコットベージュ、スキンアクア トーンアップUVエッセンス、キャンディドール ヌードマット ブラッシャー B #11、エチュードハウス ビッグカバー フィットコンシーラー ライト
「ベースメイクは素肌感とコントゥアが命。とにかくメイク感を出したくないので、ベースは日焼け止めとトーンアップを兼ねたスキンアクアのUVジェルをベースにシャネルの下地を重ねただけの抜け感のある仕上がりに。エチュードハウスのコンシーラーは、カバーではなくコントゥアとして。鼻がスッと高く見えるように、鼻先に細く筋を入れるようになじませます。頬はキャンディドールのパウダーチークをブラシでふわっと広めにのせ、内側にエトヴォスのポンポンチークを重ねて血色感とメリハリを演出。最後にチャコットのパウダーで軽くおさえたら完成です。チャコットのパウダーはモイストタイプなので、粉っぽくならずしっとりフィットして、ヘルシーな艶感が出せるのでお気に入り」
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色やラインをレスして、眉とまつ毛の毛流れで魅了。
シンプルメイクが基本だけれど、眉へのこだわりは人一倍。肌と同じように、生まれつき眉がキレイな人のような、描いた感のない仕上がりがポイント! 「ミニマムなメイクだからこそ、顔の印象を左右する眉が大事。どのパーツよりもいちばん時間をかけて描いてますね。3種類のアイテムをポイントごとに使い分け、ブラシでぼかしながらちょっとずつ丁寧に描くことで、自毛とカラーがなじんで自然に仕上がります。目もともこだわりの強いパーツですが、学生時代のようにラインで強調するよりも、まつ毛の美しさで魅了するようなナチュラルな目ぢからが気分。まつ毛の目尻側だけビューラーでキュッと上げてフォクシーアイ風にするのが、ここ最近の定番です」
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(上から時計周りに)M•A•C ラブ ミー リップスティック ベイ テッド ブレス、イヴ・サンローラン・ボーテ ルージュ ヴォリュプテ キャンディ グレーズ 02、UR GLAM アイブロウパウダー BR-2、同 スリム スケッチ アイブロウペンシル BR-3、メイベリン ブロウインク カラーティントデュオ 04、アイブロウ、メイベリン ラッシュセンセーショナル フル&リッチ 01、UZU モテマスカラ 6
「眉は極細のペンシルでアウトラインを引いてから、薙刀状のペンシルで眉頭を1本1本描き、さらに暗めのカラーのペンシルで眉尻を描き足して、最後に眉マスカラでカラー&フィックス。アイブロウパウダーはノーズシャドウがわりに。中央のカラーを眉頭からスッと軽く入れて、さらに立体感を演出しています。アイメイクはマスカラのみ。目尻側だけビューラーでキュッと上げたら、メイベリンのマスカラを。キレイにセパレートされた上向きまつげがキープできるので重宝しています。下まつ毛はにじみにくく使いやすいUZUのマスカラで。リップはYSLを全体に塗ってから、M•A•Cのブラウンリップを中央にのせてジュワッとぼかします。ナチュラルに仕上げたいけれどトレンド感も出せる、赤っぽいブラウンリップを選ぶことが多いですね」
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メイクにあわせて、髪もニュアンシーにスタイリング。
ヘアスタイルは顔の印象を大きく左右するから、メイクとのコーディネイトはかなり重要。ナチュラルメイクにマッチするように、オイルやヘアバームを上手に使い分けて、自然な艶や毛流れを演出。「ヘアショーでカットしていただいたベリーショートヘア。可愛くて気に入っていますが、広がりやすいので、ヘアオイルやヘアバームでしっとり艶やかなにまとまるようにスタイリングしています。メイクとヘアスタイリングが終わったら、最後にZARAのフレグランスをまとって準備完了。夏はエキゾチックなジャスミン、冬は甘いバニラ系と、基本は季節に合わせて香りを選んでいますが、気分やシーン、ファッションに合わせて香りを使い分けるのも好き!」
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(上から時計周りに)アルジェラン モイストグロー ヘアオイル、ZARA TOBACCO COLLECTION RICH WARM ADDICTIVE、N.ナチュラルバーム SC、アンドハニー マトメイクスティック 4.0
「アルジェランのヘアオイルは、乾いた髪ではなくタオルドライ後の濡れた髪になじませてから乾かすと、しっとりまとまりカールのエッジもきれいに出せてGOOD。N.のヘアバームは、毛先のニュアンスメイクに。どちらもオーガニックでハーブの清々しい香りが広がるので、毎日スタイリングのたびに癒されています。このアンドハニーのマスカラのようなものは、髪の“アホ毛”対策用アイテム。髪のトップや前髪など、ぴょんと飛び出た毛をしっとり抑えこむことができるので便利なんです。髪もメイクも、自分らしく自然体に。自由に心地よく楽しみたいですね」
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LINA’S RECIPE
・ベースは素肌感とコントゥアでヘルシーに。
・眉は丁寧なブラッシングで自毛になじませながら描きナチュラル感UP。
・ヘアはオイル&バームでしっとり艶やかにニュアンスメイク。