17年間ニューヨークをベースに活動し、2年前に帰国したメイクアップアーティスト田口麻美さん。アメリカだけでなく、ヨーロッパやアジアなど世界を駆け回って活躍してきた田口さんのメイクボックスの中身はどんなラインナップなのか……。今回は、「毛流れを感じるナチュラルな仕上がりが好き」だという、眉メイク関連のアイテムをピックアップ。フォルムを整えるものや、1本1本描き足すアイテムなど、眉メイクが苦手な人必見のラインナップです。
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眉の形を整えるニュアンスパウダー&ツール。
眉メイクはパウダーでフォルムを整えてから、毛流れをつくり、眉毛を描き足していきます。眉をふんわり形づくるには、パウダーがいい。ROM&NDのパレットはあまり濃くないニュアンスカラーが揃っていて、ふんわり感を出しやすいです。パウダーをのせるのに使っているのが、20年くらい前に買ったM・A・Cのブラシ。毛先がフラットなので眉の形を描きやすく、サイズや毛のコシも絶妙。ちょっと大きめなところがいい意味であまり神経質にならずに描け、使いやすいです。もうひとつ長年愛用しているのが、TWEEZERMANの毛抜き。眉のフォルムからはみ出た毛を抜くわけですが、抜くのはまぶたにはみ出している毛くらいで、眉上の毛は基本的には抜きません。昔読んだボビイ ブラウンの本に、「ずっと使えるから、ツィザーに投資しろ」と書いてあったので、ちょっとお高めですが毛抜きはTWEEZERMANひとすじ。高校生のときに買ったものも、いまだに現役で使っています。
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眉の毛流れをつくり、フィックスするアイテム。
眉メイクをナチュラルに仕上げるには、毛流れを感じさせることが大事。眉毛をとかして毛流れをつけ、それをフィックスさせたいわけですが、柔らかめのジェルではアジア人の眉はなかなか固まってくれません。その点、LAKAはホールド力が抜群。マスカラタイプのアプリケーターでとかすだけで、毛流れをつくりフィックスさせるところまで、これ1本で仕上げられます。M・A・Cのクリアなリップグロスをスクリューブラシにとって眉毛をとかし、同じくスクリューブラシにワールドパールのヘアスプレーを吹きつけて毛流れを整えつつ定着させる方法もあり。こちらのやり方のほうが、フィックス力を調整しやすいと思います。
■パール化研 ワールドパール #7100 ヘアースプレー 46g
■M・A・C リップガラス クリア
■LAKAワイルドブロウシェイパー ストロング -
眉毛を1本1本描き足す極細リキッド&ペンシル。
毛のないところに描き足すのはリキッドタイプが便利で、アイライナーを眉メイクにも活用しています。UZU、アヴァンセ、ラブ・ライナーの3本を色みで使い分け。できるだけ発色がシアーなものを探して、この3本にたどり着きました。セザンヌのペンシルは芯が細く、硬くて、眉毛を1本1本描きやすい。ペンシルタイプはぼかすこともできるので、眉のすき間を埋めるのにも使用しています。そして、眉メイクのファイナルタッチに、リキッドで細かな部分の微調整を。リキッドもペンシルも、筆や芯の細さがやはりポイントです。
■セザンヌ化粧品 セザンヌ 超細芯アイブロウ 04
■UZU BY FLOWFUSHI UZU アイオープニングライナー グレー
■アヴァンセ ジョリ・エ ジョリ・エ リキッドアイライナー アッシュグレー
■ラブ・ライナー リキッドアイライナー R4 ダークブラウン