ロンドンで活動後、2006年に帰国。ファッション雑誌や広告、アーティストジャケットなど多方面から引く手数多のメイクアップアーティスト津田雅世さん。スーパーナチュラルからエッジのきいたルックまで多彩なメイク提案に定評があり、クリエイターからの信頼も厚い津田さんのお仕事道具はどんなラインナップなのか……。今回は、眉まわりのアイテムにフォーカス。「メイク感を出したくないときは特に、アイブロウをいかにナチュラルに描くかがポイント。眉で印象が決まります」というだけあって、アイテム選びや使い方にもこだわりが。眉メイクが上手くいかなくて悩んでいる人は、必見です!
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最もベーシックな眉を描くアイテム。
クライオランのパレットは10回以上リピートしている、なくてはならない1品。これがあれば、どんな眉メイクにも対応できます。コンシーラーみたいな使い方もできるマルチなアイテムで、茶、グレー、白、イエローなどがセットされているから、ブレンドして色の調整がしやすいのが最大の特徴。よりリアルに見せるには、できるだけ自眉と同じ色に仕上げるのがいいわけで、ぴったりの色に近づけるのに便利なアイテムです。シャネルのクリームタイプのブラックアイライナーを眉メイクに使うことも。日本人の黒い眉毛に合いますし、眉頭などに1本1本眉を描き足したいときに使います。セルヴォークのリキッドアイライナーも眉を1本1本描き足す用で、セミマットな質感&発色がシアーだからナチュラルに見える。使いやすいカラーが揃っていることや、落ちにくいところも気に入っています。
■クライオラン スプラカラーグリスペイント 16色パレット
■シャネル カリグラフィー ドゥ シャネル 65
■セルヴォーク シュアネス アイライナーリキッド M EX03 -
眉を1本1本太くするアイテム。
眉が薄い人や、描き足すとナチュラルに見えなくなってしまう人は、O.TWO.Oのアイブロウワックスで眉の毛を太くします。三善のスクリューブラシにワックスをつけて、毛流れに逆らうようにとかしてから毛流れを整えると、毛の両面にワックスがつき、眉毛1本1本が太くなる。眉を描くのではなく、毛を太くすることで、薄い眉も自然にボリュームアップできるというわけです。また、まぶたに生えている余分な眉毛や、眉山などのフィルムが気になるときは、ViTRAのツィザーを使用。眉の形をナチュラルに整えるなら、剃るより抜くほうがきれいに仕上がると思います。
■三善 マスカラブラシ(ナイロン)
■ViTRA ツィザー
■O.TWO.O TINTED BROW SOAP 15g -
眉の毛流れを整えるアイテム。
眉頭の毛を立たせたりしたときに、毛の流れを整えフィックスするのにヘアスタイリング料を活用しています。スパイキースタイリングスプレーはホールド力抜群で、スクリューブラシに吹き付けて眉をとかすと思いどおりの毛流れを固定できる。15gのミニサイズがあり、現場で持ち歩きやすいのもポイントです。マスカラタイプのジョンマスターオーガニックも本来はヘア用で、“アホ毛”を整えるのに人気のアイテム。ブラシいらずだから、ササッと毛流れを整えるのにとても便利です。
■イリヤ コスメティクス スパイキースタイリングスプレー ウルトラハード 15g
■ジョンマスターオーガニック スリーキングスティック