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シャドウ&リップは、同系色でミニマルにまとめて。
今回フォーカスするのは、エッジィな坊主頭&私服で瞬く間にストリートのアイコンとなった、モデルの畠山千明(Instagram @hatakeyama_chiaki)。現在は印象を少しシフトし、黒髪のベリーショートを楽しんでいる彼女だけど、その背景には年齢を重ねたことによる心境の変化があったそう。「もうすぐ30歳になるので、ヘルシーで背伸びしない女性像を目指していきたいなと思って。メイクはヌーディなカラーをメインに、ボディスーツ&ゴールドのアクセで大人っぽくまとめてみました」。アイメイクで使ったのは、多機能使いできるディオールの4色フェイスパレット。淡いゴールドを筆にとり、目頭から涙袋にかえてなぞったら、マスカラでまつ毛にナチュラルなインパクトを。リップは肌馴染みのよいブラウンをチョイス。ラメの入ったグロスを重ねて、グロッシーなニュアンスを足したのもこだわりなんだそう。「昔はマットリップ派だったけれど、いまはプルプルの強めの唇が気分。輪郭はぼかさず、唇の山もくっきり描いていきます」
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資生堂アイラッシュカーラー、UZU モテマスカラ マイクロ、ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 003 ピュアゴールド、ダイソー メイクブラシ
目元の印象が強いため、アイメイクは抜き気味に仕上げるのが彼女のポリシー。淡いゴールドのパウダー+マスカラの2ステップでクイックに仕上げを。「ディオールのパレットは、ブロンズ肌に合いそうなクリーミーなラメが特徴。今回はアイシャドウとして目元にプラスしたけれど、ハイライターやチークなどマルチに使えて便利です。UZUのマスカラはコームが細くて液も滑らか。マスカラが苦手な子でも微調整がしやすいと思います。愛用のビューラーは資生堂。最初に毛先を軽く挟み、そのあと根元から段階的にあげていくと、きれいなカーブに仕上がります」
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力強い眉×うるうるリップで、ヘルシーな色香を。
アイメイクをヌーディに仕上げても不思議と印象が弱まらないのは、しっかり生え揃った眉のおかげ。ペンシルやパウダーを使うことなく、素の自眉で勝負しているのだとか。「とはいっても整えないと野暮ったくなるので、2ヶ月に1回は表参道のマンフッドで、毛の流れを立たせるように眉毛パーマをかけてもらっています。リップは色々試してみた結果、青み系より黄み系が似合うと判明して。いまはブラウン系でまとめることが多くなりました。塗るときはベタ塗りで、唇の山がくっきり出るように輪郭をしっかり描いていきます」
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<左上から時計まわりに> ディオール アディクト リップ マキシマイザー 023 シマー ブロンズ、ディオール アディクト リップ マキシマイザー 103 ピュア ゴールド、ライキービューティー スムースフィットリップスティック 203 ボールド
「メインで使ったのはライキービューティ。深みのあるマットなブラウンで、ひと塗りで見たままの発色が楽しめます。私は1度塗ったあとティッシュオフ。その上にディオールのマキシマイザーでツヤを足し、プルプルの唇に仕上げるのがお気に入り」。グロスとして重ねたマキシマイザーは、103のピュアゴールドを使用。ラメがゴージャスなのでセクシーに見えず、強さが出るのでおすすめなんだそう。023のシマーブロンズは色がしっかりしているので、単体でつけて出かけることも。
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ベリーショートに映える、崩れ知らずのセミマット肌。
ヘアカットは原宿のwhyteにて。“岡崎京子の漫画に出てきそうな黒髪の女の子”とイメージを伝えて、旦那さんにおまかせで仕上げてもらったそう。凹凸のない滑らかな肌は、2種の下地とクッションファンデを使ってメイク。25歳を過ぎてからメイク崩れが気になるようになり、自分にフィットするアイテムを日々研究するように。「カバー力のあるファンデだと、目の下が乾燥で粉吹くんですよね。かといって下地で潤いを与えても、すんなりマッチしない。だったら崩れるときに、油分がきれいに流れてくれるファンデが良いなと思って。美容に詳しい友人に聞いたり、ショップを回ってリサーチしています」
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<左から時計まわりに> ラ ロッシュ ポゼ UV イデア XL プロテクショントーンアップ、ディオールバックステージ フェイス&ボディ プライマーベース 001、ティルティルマスクフィットクッション 23N サンド、アディクション ザ ブラッシュ アンポリッシュ ジェム 102
試行錯誤の末に出会ったのは、ティルティルという韓国のクッションファンデ。肌にのせた瞬間にすっとなじむ軽いテクスチャーで、マスクを取ったあとも油分だけ吸収されず、みずみずしさが持続するそう。「下地は2種を重ねづけ。まずラロッシュポゼで肌をトーンアップさせ、そのあと保湿効果の高いディオールのプライマーを。ラメが少し入っていて、ハイライトを使わなくてもツヤツヤの肌になります」。仕上げにシェーディング感覚でアディクションのチークを乗せ、ほんのり血色をプラスするのもポイント。
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CHIAKI’S RECIPE
・目元は淡いゴールドのラメでヌーディに。
・ブラウンのリップで、シックな色気をプラス。
・崩れ知らずの計算されたベースメイク。