大人の女性のガーリー&イノセントな部分を引き出すヘアメイクを得意とし、女性誌のビューティページやファッションページ、広告などでも活躍しているヘア&メイクアップアーティストのAYAさん。テクニック解説にも定評があり、美容誌などで特集を組まれることもしばしばのAYAさんは、どんなお仕事道具を取り揃えているのか……。今回は、「女性像をつくり出すもの」だというハイライター&シェーディングにフォーカス! 「シェーディングで影を落とせばシャープでマニッシュに、ハイライターでまぶたや頬にツヤを足して丸みを際立たせるとフェミニンに。骨格を整えることで印象が変わります」。雰囲気を巧みに演出する、AYAメイクに欠かせないアイテム。こだわりのラインナップと使い方のポイントを教えてもらいました!
-
質感や輝きの違いを生かすハイライター使い。
ハイライトを入れる場所や、どんな肌感に見せたいかによって、アイテムを使い分けています。端正で凛としたノーブルな肌にしたいときは、陶器のような肌感に仕上がるSUQQUのパウダーを。おでこや目の下の逆三角ゾーンに少し広めに入れて、顔を中高に見せるように使います。微細パール入りでピンクやゴールドのニュアンスを含んだディオールのパウダーは、肌にハリ感を出したり華やかに見せたいときに。スキントーンや他のパーツのメイクの色に合わせて、4色を使い分けます。チークに重ねたり、上まぶたの凹みに入れることも。これをのせると肌のキメが整って見えます。そして、濡れたようなツヤが宿るシャネルのスティックも、出番が多いアイテムのひとつ。ちょこんと小さく入れるほうが効果的なので、目頭の下、頬骨の上、鼻先、唇の山などにピンポイントで使います。「スカルプティング」は肌に溶け込むウォームトーン。シルバーパール入りの「ペルルセント」は輝きがクールで、春夏メイクに活躍しそうです。
■SUQQU リタッチ プレスト パウダー 01
■パルファン・クリスチャン・ディオール ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット 004
■シャネル ボーム エサンシエル ペルルセント、同 スカルプティング -
顔に奥行きを出すためのシェーディング使い。
パール感が強すぎると引き締め効果が弱まるので、シェーディングはマットか繊細なパール入りのパウダータイプを愛用しています。セルヴォークは2色をブレンドすると肌なじみのよいキャメルブラウンになり、肌色を選ばず使える優秀カラー。こめかみの辺りにも入れると骨格を柔らかく見せることができ、さり気ない陰影をつくることができます。シェーディングはフェイスラインなど広範囲にのせるものなので、肌をくすませない色選びが大事。ナーズは赤みのあるやや淡い色調で、SUQQUは黄み寄りの濃い色調なので、スキントーンに合わせて使い分けています。
■セルヴォーク カムフィー ブラッシュ 07a(販売終了)
■ナーズ サンウォッシュディフュージングブロンザー 5168
■SUQQU グロウ パウダー ファンデーション 160 -
ファンデ前に仕込むリキッドハイライター。
肌に湿度を感じさせたいときは、下地のあと、ファンデーションを塗る前にリキッドタイプのハイライターを部分的に仕込みます。上からファンデを重ねることで、内側からにじみ出るようなツヤ感に仕上がります。ヘレナ ルビンスタインはクリアな発色で、スキントーンを選ばず使えるところがいい。コスメデコルテは少しピンクがかっていて、肌のトーンアップも叶います。眉間、上まぶた、目尻の下、鼻先、あご先、唇の山の上などに仕込むのがポイント。狭い範囲にのせるほうがメリハリが際立って効果的なので、広げすぎないことが大事です。
■コスメデコルテ ロージー グロウライザー SPF20・PA++ 30ml(3月16日発売)
■ヘレナ ルビンスタイン リキッド ライト 30ml