ロンドン留学やサロン勤務の経験を持つ、ヘア&メイクアップアーティストのKATOさん。モードでエッジのきいたクリエーションに定評のあるKATOさんには、「新しいコスメチェックが好き」という一面も。そんな彼のお仕事道具は、どんなラインナップなのか……。今回ピックアップしたのは、メイクのアクセントになるヴィヴィッドなカラーアイテム。「色を主張させたり、忍ばせたりして、いい意味で違和感を出す」という発想はプロならでは。だけど、使い方はいたって簡単。色使いのコツをマスターすれば、マスク着用時のアイメイクもグッとお洒落にあか抜けること間違いなしです!
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ヴィヴィッドカラー初心者向きのアイペンシル。
ペンシルタイプはポイント使いしやすく、簡単にぼかすこともできるので、ヴィヴィッドカラー初心者でもトライしやすいと思います。ちょっと太めのSEPHORAはアイラインを引いたり、ぼかしてシャドウにしたりと、マルチに使えるタイプ。3色とも質感はマットで発色がよく、鮮やかな色みを存分に感じられるのが魅力です。今っぽいカラーの代表格が、三善のホワイトとunevenのベージュ。インサイドラインや目尻にちょこっと色をのせると、はかない雰囲気を演出できます。リキッドタイプと違って、パキッとしすぎないのもいい。そして、暖色系のアイメイクに合わせやすいのが、ナーズのメタリックなバーガンディカラー。赤みのある臙脂(えんじ)っぽい色は華やかだけど強すぎず、黒や茶系のアイライナーの代わりによく使います。
■SEPHORA Colorful Shadow & Liner 37、38、40
■三善(ミツヨシ) アイライナー ペンシル ホワイト
■ナーズ ハイピグメント ロングウェアアイライナー 8199
■uneven(アニヴェン) カラーリングソフトアイライナー スキンベージュ -
さり気なく色で遊ぶカラーマスカラ。
ピンクやオレンジなど暖色系のカラーマスカラもよく使います。上下まつ毛全体に塗布することもあるし、目尻や下まつ毛だけに塗ることも。フーミーのオレンジとイヴ・サンローランのピンクはどちらもすごくヴィヴィッドで、メイクに遊びを出したいときにぴったりの色。一方、クーピーとデコラガールはそこまで鮮やかではなく、今っぽいくすみ系のニュアンスカラー。デコラガールのラズベリーローズは深みがあって、黒ほどではないけれど目もとが締まります。赤みのあるクーピーのマロンブラウンもこの春、活躍しそうな色合い。unevenのベージュのマスカラは外国人モデルに使うことがほとんどなのですが、目鼻立ちがはっきりした、いわゆる“顔が濃い人”の目力をやわらげたり、眉メイクに使うのもありで、意外と便利なカラーです。
■uneven(アニヴェン) カラーリングマスカラ サンドベージュ
■クーピー柄 カラーマスカラN マロンブラウン
■デコラガール カラーマスカラ N ラズベリーローズ
■フーミー ロング&カールマスカラ carrot orange
■イヴ・サンローラン・ボーテ マスカラ ヴィニルクチュール 6 -
各色それぞれ主張させたいカラフルパレット。
ヴィヴィッドカラーをセットしたパウダータイプのアイシャドウパレットは、ポイント使いより、色をしっかり見せたいときに使うことが多いです。グラデーションにしたり、ブレンドしたりせず、上まぶたはピンクで下まぶたはグリーンといった感じで、それぞれの色を立たせるメイクに。バイレードもディオールも配色が素晴らしいので、パレット内の色を組み合わせてポップに仕上げます。バイレードは真ん中の黄緑っぽい色と右から2番目のピンクがお気に入り。どちらも春っぽいカラーだから、これからますます出番が増えそうです。ディオールは右上のグリーンがめちゃめちゃ綺麗! あと、真ん中のホワイトもよく使います。発色の調整がしやすく、ふんわり淡くのせることも、何度も塗り重ねて濃く色づけることもできる優れものです。
■バイレード アイシャドウ サイレン
■パルファン・クリスチャン・ディオール サンク クルール 〈アート オブ カラー〉 001(販売終了)