雑誌や広告、カタログにショーなど、幅広い分野で活躍しているメイクアップアーティストの島田真理子さん。その人の魅力を引き出し、活かすメイクに定評があり、感度の高いアーティストやモデルからのご指名があとを絶たない島田さんのメイクボックスには、何がラインナップされているのか……。今回ピックアップしたのは、「昔から、唇を染めるように色づくティント系が好き」だという島田さんのお気に入りリップたち。「のっかってる感じのメイクが、あまり好きじゃなくて……。ティント系は唇にピタッとフィットして、浮かないのがいいんです」。浮かないからナチュラルメイクにぴったりだし、マスクへの色移りを気にしなくてもよさそうなアイテムが目白押しです!
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ふんわりマットでばっちり色づくタイプ。
アディクションの008番のオレンジが、何とも言えず好きなんです。パキッと鮮やかなオレンジが多い中、強すぎず、彩度が低めなのがいい! 003番のフューシャピンクも落ち着いたトーンで、アディクションの2色はどちらも大人っぽい色。手の甲にとって軽くなじませてから指でポンポンとのせたときの、ふんわりフォギーな質感とグラデーションのつき方にはまっています。蛍光ピンクっぽいMOARTは、白肌に映える色。ばっちり色づくタイプは唇の輪郭をきれいにとるより、少しぼかして塗るのがおすすめ。肌とのコントラストがやわらぎ、リップが悪浮きすることもないと思います。
■アディクション ザ マット リップ リキッド 003、008
■MOART VELVET COTTON V1 -
ほんのりツヤを感じる、みずみずしいタイプ。
マットとツヤのいいとこ取りというか、ばっちり色づくタイプよりツヤっとするけど、グロスまではいかない自然な潤い感があるのがこちら。この3本は唇の色を拾ってくる感じで、赤みの出方や発色が人によって違うところがおもしろい! 時間が経つとなじんでサラサラしてくるので、口紅みたいにベタッと塗らず、少しずつ重ねて、好みの色やツヤ感に調整しています。
■benefit Chachatint Cheek & Lip Stain
■イヴ・サンローラン・ボーテ タトワージュ クチュール 22
■アディクション チークポリッシュ 04 -
素の唇が美しい人を装える血色タイプ。
ティント系リップを好きになったきっかけがbenefitのBenetintで、昔からずっと愛用しています。本当に染めるような感じで、唇が元々赤い人みたいな色づき方が絶品! これだけでリップメイクを仕上げることが多く、メンズの撮影でもよく使っています。トニモリとクラランスはどちらもダークチェリー系カラーで、グロスに近いテクスチャー。他のティントリップを塗った上から、唇の中央だけに色を重ねて、グラデっぽい仕上がりに。ダークな色で唇に影を落とし、少し深みを出すことで立体感もアップします。
■トニモリ ジェルティントグロス 01
■クラランス コンフォート リップオイル 03
■benefit Benetint Cheek & Lip Stain -
唇がじんわり色づくバームタイプ。
ティント系リップは唇にピタッと密着するゆえに、サラサラとして乾くと感じる人もいると思います。その点、アディクションのティントは色つきバームみたいで乾燥しない! 染まる感じではないけれど、じんわりなじんで唇が自然に色づきます。バームといってもベタベタはしないし、濃いめのカラーでも口紅ほどどぎつく発色しないのもポイント。淡めのカラーはリップメイクしているようには見せたくないけど顔色が悪く見えるのは避けたいときに、唇に少しだけ色を足すのに重宝しています。
■アディクション ティント リッププロテクター SPF20 001、003、004、008
■アディクション ティント リッププロテクター SPF20 + モア 001