90年代のランウェイを席巻し、世界中のVOGUEのカバーを飾るなど、元祖スーパーモデルのひとりとしてガール世代の憧れを一身に集めてきたケイト・モス。46歳となった現在はモデル業はもちろん、VOGUE UKのコントリビューティングエディターやモデル事務所を経営するビジネスウーマン、そして母としての顔を持ち合わせる。年齢を重ねてもなお自信と輝きが増していく憧れの彼女に、イチオシの美容アイテムから目標とするアイコン像についてまで、ビューティにまつわる13のエピソードを聞いた。
出典:VOGUE UK
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スキンケアについて
「特にこれといったルーティンはないの! 顔を洗うのが好きだから顔は良く洗うけど、その後は美容液を塗るときもあるけど、基本的には『コスメデコルテ』の『AQミリオリティ』のインテンシブクリームを最初に使うわね。その後、同じく『コスメデコルテ』の『ヴァイタリティ・ティンクチュア』(日本未発売)という温泉水が入っているオイルを数滴。これがかなり効果覿面なの。クリスマスプレゼントとして友人たちにあげたんだけど、みんな気に入ったみたい! 日本に行ったときに実際に温泉に入ったんだけど最高だった。あと、たまにフェイスローラーを使うわね。『Jade Roller』と日本でゲットしたローラーを愛用中。どちらもとても気に入っているわ」
AQ ミリオリティ インテンシブ クリーム n 45g ¥120,000/DECORTÉ厳選された30種類の美容成分を惜しみなく配合した、贅沢なクリーム。夜のスキンケアの最後に投入すれば、翌朝には柔らかで弾力のある肌に。
コスメデコルテ
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美の秘訣は?
「私の裏技アイテムは“氷を入れた水”ね。むくみや疲れを感じるときは、ボウルいっぱいの水に氷ときゅうりのスライスを少し入れるの。数分間、顔を水の中に出し入れすれば元気な表情になるはず! こうすることでむくみが取れて血流が促進されるの。実はこの技は映画『愛と憎しみの伝説』(1981)から学んだもの。フェイ・ダナウェイが演じたキャラクターがやっていたわ。いわばオールドハリウッド流のビューティシークレットね」
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ヘアスタイル
「ヘアは何よりも私に似合うスタイルが一番ね。お世話になってるヘアスタイリストのサム・マクナイトがいつもやっているのは、ヘアアイロンでやさしく整えたあと逆毛を立ててボリュームを出すこと。自分ではなかなかやらないけどね。私はもともとウェーブ毛で髪は毎日洗ってる。自分でやっているのはきちんと乾かしてブラッシングして、ってことくらいかな。ときどきサムがプロデュースしている『Lazy Girl Dry Shampoo』とロレアルプロフェッショナルのヘアスプレー『エルネット』を使っているわ。娘のリラも私に似てウェーブがかった髪質だからいつもストレートにセットしてるみたい。私だって学生時代はそうしてたけど今となってはもう気にならなくなってきた!」
エルネット サテン ¥1,200/L’ORÉAL PROFESSIONNELプロの間でも支持率の高いスタイリングスプレー。髪の毛の柔らかな質感はそのままに、しっかりとアレンジをホールドしてくれる。
ロレアルプロフェッショナル
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朝のルーティン
「ヨガにトライ中。クラスや先生がいないときでも毎朝やるようにしているの。エクササイズ用に『TRX』のトレーニング器具とヨガマット、ウェイトも持っているわ」
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旅行
「旅行の必需品はカシミヤのブランケット。あとは赤い瓶に入った『クラランス』の『オー ディナミザント』。消臭用に必要ね」
オー ディナミザント 100ml ¥5,500/CLARINS植物の爽やかな香りとトリートメント効果をひとつにした、ボディ用化粧水。外出時に疲れを感じたときのリフレッシュにもってこい!
クラランス お客さま窓口
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メイクアップ
「毎日使うのはコンシーラー、マスカラ、マットフィニッシュのブロンザー、リップスティック。『コスメデコルテ』のリップがイチオシ。普通のリップよりもさりげない発色で、ぽんぽんとのせるだけでOK。赤とかじゃなくてティント効果のある暗めのカラーが好き。マスカラは『クリニーク』のアイテムがオススメ。お出かけするときはブラウンのアイライナーでラインを描いています。メイクは指でのせていくことがほとんどだけどブラシを使うのも大好き。私の娘が完璧に一式揃えてるの。私よりもコスメに詳しいと思う! 娘は新しいアイテムがあると欲しくなってしまうみたいで、友人たちはそんな娘のメイクアイテムを見るのが好きみたい(笑)」
モデルとしても活躍する17歳の娘ライラ。親子そろってファッションイベントに参加することもしばしば。
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美容についてのアドバイス
「これはメイクアップアーティストのトム・ペシューの受け売りなんだけど…。ある晴れた日の撮影でトムが『日焼け止めを塗ってあげるよ』って言ってくれたんだけど私ったら『(白浮きするから)いやだ!』って断ったの。そこで彼が塗ってくれたのが「ラ ロッシュ ポゼ」の日焼け止め下地で、それ以来ずっと愛用してる。高SPFなのに自然な肌色を叶えてくれる優秀アイテムね」
UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ ¥3,400/LA ROCHE-POSAYローズがかったテクスチャーが肌色に溶け込みながら自然にトーンアップ。SPF50+/PA++++と日焼け止め効果もバッチリ。
ラ ロッシュ ポゼ
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通っているエステサロン
「そのときどきによって違うフェイシャリストのところに行くの。最近だとロンドンのフラムにいる人とか。基本的にその時近くにいるフェイシャリストに頼んでるわ。絶対フェイシャルに行かなきゃ!とは思ってないんだけど、月1回は通ってるかな」
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ビューティアイコンについて
「70年代に活躍した女性たちね。なかでも女優のアニタ・パレンバーグは絶対よ。フェイ・ダナウェイや歌手のマリアンヌ・フェイスフルもね。とにかくたくさんいるわ!」
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ダメだと思う美容グセ
「メイク用バッグのなかがぐちゃぐちゃなことかな。全アイテムが散らかってるし、とにかくリップがたくさんある。朝に時間があるときは中身を出してブラシとかをキレイに洗ってるけれど、定期的にできてるわけじゃないわね」
トリートメント法
筋組織の深いところまでマッサージするのが大好き。気持ちいところにハマると最高よ!
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ファッション撮影について
「別人みたいになれるのが好き。カメラマンのニック・ナイトが担当したVOGUE UK版の撮影では、ブラックのウィッグを被って瞳を強調したメイクをしてもらって、まるで昔のプリシラ・プレスリーになった気分だった! 私が私じゃないみたいな、そんな感覚になれる撮影が好き」
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公私ともに仲の良いニック・ナイトのオフィスには、彼が撮影した若かりし頃のケイトの写真が飾られている。
お気に入りのVOGUEの表紙
「私が初めて表紙を飾った、コリンヌ・デイ撮影のVOGUE UK版。あれば私の家とオフィスで撮影したものなの。信じられない気分で『オーマイゴット』って思ったわ。とても素敵な出来事よね。あとはニック・ナイトとカントリーハウスで撮影した表紙も本当にお気に入り」