コンサートやイベントなどにセルフメイクで登場する機会が多いアイドルに、一日中メイク直しなしでも崩れないコスメやテクニックをアスク! ラストとなる今回は、モーニング娘。’18のメンバーである小田さくらさんが登場! 自分のパーツをいかしながら、ナチュラルに美人度をアップさせるTIPSは必見。
小柄な体型とは相反する、パワフルなボーカルが魅力のモーニング娘。’18 小田さくらさん。メンバー入りしたときは13歳。自分でメイクをしたことは一度もなかったのだそう。「メイク方法も知らなければ、お化粧道具も持っていなかったので、事務所でメイクレッスンを一度受けさせていただいて。そのあとは基本的に、コンサートでもセルフメイクです」。モーニング娘。に加入して1年ほど経ち、活動に慣れてきた頃にもっと可愛くなりたい! という思いが強くなり、たくさんのコスメを試すようになったのだとか。「みんな可愛くて、ここに馴染むのは大変だぞ……! と感じてました。いろんな方にお化粧映えしそうな顔だね、と言っていただいて、そっか、生まれ持った顔だと思っていたけどお化粧という手があるのか!って気がついて。(笑)はじめはA3くらいの大きさのポーチいっぱいにコスメを詰め込んで持ち歩いていました。アイライナーも20本くらい入っていて。最近ではかなり選抜されました!」
ナチュラルな陰影作りが特徴的な小田さくらさんのメイク。メイク自体を楽しむのではなく、あくまで“自分を可愛く見せるためのメイク”にこだわっていて、コスメの色選びやアイシャドウやアイラインの入れ方には、研究で生まれたマイルールがあるとか。「基本的には自分の肌にない色は足さないようにしています。それとパフォーマンスに合わせた雰囲気になるように心がけていて、アイラインとマスカラは絶対に黒! ブラウンで優しく、ふわふわ可愛い雰囲気は、私の見せたいパフォーマンスとは違うかなって。遠くの席の方にも印象に残るように、という理由もあります!」 アイシャドウは目頭の上と下まぶたの目尻に濃いカラーをのせて、斜めにポイントができるように。「そうすると目の幅が広く見えるんです! アイラインは上瞼の真ん中を太く、目尻は笑ったときにできるシワに沿って描いています」。目の輪郭が自然に強調されてデカ目に!
-
左から ルナソル セレクション・ドゥ・ショコラアイズ 02、アディクション ザ アイシャドウ
アイシャドウはブラウンのグラデーションをつくり、影を入れるようなイメージで自然な彫り深アイを演出。パレット右側の左上カラーをアイホールから眉下までに広げる。左側のパレット左上の色味を二重幅と上まぶたの目頭、下まぶたの目尻にオン。目頭はくの字にパレット左側の右上ハイライトカラーを重ねてフィニッシュ。コンサートの際は、グリッターが大粒のパレット右の右下カラーを愛用中だそう。
-
左から マキアージュ アイブロースタイリング 3D 70、K-パレット ラスティングスリーウェイアイブロウ ペンシル
「メイクで一番時間をかけているのが眉。自分の形をなぞるようなイメージで仕上げます」。ペンシルで輪郭をとったあと、マキアージュのアイブロウパウダーをミックスして隙間を埋め、ふんわりとした眉に仕上げて。「以前アイブローコートも使っていたのですが、眉がテカテカ光るのが嫌で。Kパレットのアイブロウペンシルは、汗だくになるコンサートでも落ちにくいので重宝しています!」
-
ハイライトは鼻筋と鼻根に入れ、その間にアイブロウパウダーの薄いカラーを使い、ノーズシャドウをプラス。影を光でサンドイッチして立体感を演出。目頭から鼻下にかけて斜めに伸びるツヤを強調することで、肌の透明感もアップ。
-
時計回りに シェルクルール ナチュレポウ クリアパウダー<フェイスパウダー>、サナ エクセル サイレントカバー コンシーラー、オンリーミネラル アクアL BB ダイヤモンド BB ナチュラルベージュ
「テカリが嫌いなので、マットな質感に仕上がるアイテムで統一しています。肌はあまり強くないのですが、このファンデーションとパウダーは刺激もなく、カバー力も高いのでお気に入りです」。クマや肌トラブルはプチプライスでも優秀と絶賛するエクセルのコンシーラーで隠し、リキッドファンデーションとパウダーを全顔にオン。
-
左から アディクション ザ ブラッシュ 002、サナ エクセル スキニーリッチチーク RC03、
チークは右のカラーを頬骨に沿って勾玉型にオン。ステージでは左のパール入りチークをハイライト代わりに重ね、立体感をプラス。「頬骨がしっかりしているので、下に入れすぎると頬がこけて見えちゃうんです。目の下に入れるのも似合わないので、輪郭に合う入れ方を意識しています」。
-
アイメイクはナチュラルな陰影がカギ。もともと涙袋がしっかりとあるので、ハイライトカラーで強調させすぎず、黒目にきらめきが反射する程度にプラス。「アイシャドウを入れることの目的は影をつけることと、彫りを深く見せるため。ベースはマットで仕上げて、立体感を足す程度にパールカラーをのせています」。
-
左から ラブダーリンコスメ アイライナー、ヒロインメイク ボリューム&カール マスカラ スーパーWP 01、メイベリン ニューヨーク ラッシュニスタ N 01
マスカラは二種類を重ね付け。「まつげがあまり強くなくて。ウォータープルーフタイプだけを使っていたとき、メイク落としで負担がかかったのか、まつげがほとんど抜けてしまったんです。それからはお湯落ちタイプをベースに塗って、ウォータープルーフでコーティングしています」。ロング&カール効果の高いメイベリンをベースに、ウォータープルーフでボリュームが出るヒロインメイクをレイヤード。ロング、ボリューム、カールに加えて崩れにくいパーフェクトなまつげを叶えてくれる。下まつげにもしっかりマスカラを塗ることで、デカ目効果UP!
アイラインはライブで滝のように汗をかいても落ちない優れもの。「発色も良く、漆黒と言っていいほどの濃さなんです! メンバーにオススメした際、アイラインが崩れないことに驚いて、グループの半数がこれを愛用していた時期もあったほど」。その実力はお墨付き!
-
左から アディクション ルージュ コンパクトアディクション “エンプレスオーキッド” 001、シャネル ルージュ ココ グロス 748、KOSE リップ ジェル マジック<口紅コート>
メイクに使う色味と質感について、MYルールがある小田さくらさん。唯一、色と質感で遊ぶのがリップで「お気に入りは最近ゲットしたアディクションのリップパレット。シアーからマットまで様々な色と質感が楽しめるので、これひとつ持っていると安心です!」この日は一番左のカラーを中心に、中央のレッド系カラー3色をミックス。そのあとシャネルのグロスでツヤをオン。「ステージでは髪の毛やマイクについてしまうので、グロスはなし。仕上げはリップコートを塗って、色持ちをキープさせています」。
-
ジョンマスターオーガニック シーミストスプレー、ケープ 3Dエクストラキープ
ヘアはシーミストスプレーを髪に揉み込みんだあと、アイロンで毛流れを調整。仕上げは、毛束を上から下に落としながらケープを振りかけ、髪の間に空気を入れ込むような感覚でセットすると、ガチガチに固まりすぎず、ふんわり仕上げることが可能に。