イットガールたちが足繁く通う都内の注目サロンを、おすすめのヘアスタイルとともに紹介する「TOKYO IT SALON」連載。サロンの雰囲気からスタイリストのプロフィール、さらにはヘアセット術の調査まで。おしゃれなのに決めすぎない自然体なスタイル提案と、居心地のよいサロン空間で人気を集める「OFF(オフ)」より、潔いカットラインとふんわりしたテクスチャーが特徴のボブカットをチェックして。
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スタイリストの板倉由紀さんがクリエイトしてくれたのは、少女のようなかわいらしさとクールな雰囲気を併せ持つ、顎くらいまでの長さのボブ。「気張らずに決まるような、力の抜けたスタイルが好き」というコメントのとおり、モデルの花野(かや)さん(@b3gyoza)のムードとこれからの季節にぴったりマッチする、エフォートレスで洗練された趣に。
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PHOTO: INSTAGRAM(@charleefraser)
INSPIRATION
着想源となったのは、オーストラリア出身のファッションモデルであるチャーリー・フレイザーのこなれたヘア。「彼女のヘアスタイルは、いつもかっこいいモードな雰囲気の中に少女のようなあどけなさを感じるところが魅力的です。動きがあり、無造作でもしっかり決まっているところを、今回参考にしました」と、板倉さんが教えてくれた。
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HAIR STYLE
パーマのゆるっとした空気感と、潔くカットしたヘアの厚みがかわいらしい、絶妙なバランス感のボブスタイルが完成!「全体的に動きが出やすいように、パーマをゆるめにかけています。特に前髪からサイドバングにかけてはヘアをしっかり動かして、顔まわりにポイントをつけました」と板倉さん。「面長さんや丸顔さんにおすすめのスタイル。バングスから顔まわりの長さや、重みの残し方が重要です」
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SIDE
ふんわりした厚めのヘアをパツンとカットすることで、横から見てもクリーンな印象に。「前髪などはあえてすこし野暮ったさの残るようにカットしているので、首がすっきり見えるよう、長さにはこだわりました。女性らしさや抜け感が出るスタイルだから、シンプルだったりモード寄りのファッションを好む方にぴったり」。ぽってりとしたフォルムとシャープなカットラインの緩急で個性を演出して。
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BACK
きれいなネックラインの効果で、後ろから見てもフレッシュで凛としたムードが。板倉さんいわく「シルエットが大きくなりすぎないよう、パーマはゆるめにかけています」とのこと。カラーは地毛に近いアッシュブラウンで、自然体でありながらほんのり軽やかに。
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接客中の信条は「つねに聞き上手であることと、表情や仕草から相手が何を求めているのかに気づくこと。普段から日常生活をどう送っているか、お客さまのライフスタイルについてしっかりヒアリングすることで、その人の生活に落としこんだヘアを提案するように心がけています」
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フラックスポーション 240ml ¥4,070/OWAY
PRODUCT
セットするときは「半乾きの髪にムースやジェルワックスをつけ、パーマの自然な動きを出すのがおすすめ」と板倉さんがレクチャー。「濡れている状態の髪にオーウェイのフラックスポーションをつけて乾かすと、パーマが広がりすぎずカールがまとまるので、使いやすいですよ。ウェットになりすぎない、ほどよい質感もちょうどいい」
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落ち着いたプライベートな雰囲気の中で、シンプルなのにニュアンスの感じられるゆったりとしたスタイルを叶えてくれる「OFF」。担当スタイリストの板倉由紀さん(@yuki_ii_)は、今回見せてくれたようなエフォートレススタイルや、なかなか希望の色にならないという人のための柔らかいカラー提案を得意としているんだとか。「力の抜けたおしゃれを楽しみたい方やヘアスタイルにお悩みの方、丁寧な時間と空間でお待ちしています!」とコメントをくれたから、春の訪れとともにイメージチェンジを考えている人は、ぜひ足を運んでみよう。